今回は、Ubuntu 22.04のGNOME版とCinnamon Remix版をインストールし、デスクトップ環境がどれくらい違っているのかを比較してみました。
GNOMEとCinnamonの比較
CinnamonのデスクトップはデフォルトでWindows10ライクな感じになっています。
一方、GNOMEの方はデフォルトだとタスクバーが左に、シャットダウンボタンなどのメニューが上に来ています。
これはmacOSのような感じです。
Cinnamonのメニューについては、Windowsのようなメニューに似せています。
一方、GNOMEの方はmacOSのように、アプリケーションが一覧になっていて比較的直観的にアプリの場所が把握できます。
Cinnamonのシステム設定はアイコンベースで比較的シンプルにまとまっています。
GNOMEのシステム設定は、項目毎に分かれており、私はこちらの方が慣れているということもあり、このメニューの方が好きです。
Cinnamonのフォルダについても、比較的Windowsと似ています。
ただ、GNOMEに慣れているせいか、左ペインのメニュー部分が若干詰まっており、窮屈だなと感じました。
GNOMEの方は、左ペインもシステム設定と同様な間隔となっており、すっきりとしている印象です。
Cinnamonはデフォルトでテーマというものが存在しており、別のツールをインストールしなくてもアイコン等を変更できます。
また、オンラインからテーマのダウンロードができ、自分に合ったデスクトップテーマを選択することができます。
GNOMEにはデフォルトでテーマが存在せず、外観のカスタマイズから設定を行います。
これについては、Cinnamonに軍配が上がりそうです。
Cinnamonを使って思ったことが、デフォルトで搭載されている壁紙の量が多いと思いました。
GNOMEと違い、フォルダで分かれているため、気に入った壁紙を見つけるのが難しいと思いました。
GNOMEの壁紙は少ないものの、フォルダに分かれていることはなく、直感的でわかりやすいと思いました。
Cinnamonはウィンドウを2重で開いた場合に、アイコンに数字が割り当たりました。
これだと一発で何個のウィンドウを開いているかわかります。
GNOMEの場合は複数ウィンドウがある際は点で表示されます。
数字の方が直感的でわかりやすい気はしますがデザイン的にはこちらの方が好みです。
Cinnamonのピン止めメニューはWindowsと同様にピン止めをすることでタスクバーに固定できます。
GNOMEの場合は、シンプルなメニューとなっており、ピン止めではなくお気に入りに追加となります。
また、タスクバーのアイコンを上に持っていくと、自動的にお気に入りに追加されます。
CinnamonのカレンダーはWindowsライクで右下から展開できます。
また、表示されているものは、予定とカレンダーになっています。
GNOMEのカレンダーは中央上部から展開されます。
左側に通知一覧があり、右側がカレンダーとイベント小さく表示されます。
CinnamonのパネルはWindowsライクになっており、それぞれのアイコンが別の機能を持っています。
GNOMEのパネルは一体型となっており、右上のパネルをクリックすると、そこに存在しているメニューが一つのポップアップで表示されます。
個人的にはこちらの方が好みです。
最後に、Cinnamonのシャットダウンをしてみます。
Windowsライクとは言え、シャットダウンメニューはLinuxだなーと感じました。
GNOMEの場合は初めにシャットダウンか再起動を選ばせ、次で確認という構成になっています。
個人的にはこちらの方がシンプルで好みです。
以上、GNOME版のUbuntu 22.04とCinnamon Remixを比較してみた記事でした。
まとめ
GNOME版Ubuntu 22.04とCinnamon Remix版ubuntu 22.04を比較してみました。
CinnamonはWindowsからの移行がスムーズになるようなUIのつくりをしていました。
一方でGNOMEはmacよりですが、macよりも独特な設定方法やUIになっていることがわかりました。
これは完全に好みの領域なので、どちらが良いかの参考になれば幸いです。
おまけ
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