今回は、Arch LinuxのGUIがデフォルトで使えるAlchgLinuxを使ってみたいと思います。
なお、タイトルにインストール手順と記載していますが、実際はUSBブートで使用感を確かめるだけなので、実際にインストールは行いません。
AlchgLinuxとは
AlchgLinuxはArchLinuxをベースにGUIとブラウザと多少のツールを追加したLinuxで、最低限のものしか入っていないため、非常に軽量に動作するLinuxです。
基本はUSBブートで使用しそうな感じですが、ディスクへのインストールもできるようです。
前提条件
本手順で使用する環境は以下の通りです。(なお、ディスクインストールはしないので、ディスクは不要な気がします。)
- CPU : 2vCPU
- MEM : 4GB
- DISK : 60GB
試用するにあたり、Hyper-Vの仮想マシンを使用しましたが、仮想マシンの世代を第2世代にしないとブート後に言語選択でループに陥りGUIまでたどり着けませんでした。
AlchgLinuxダウンロード
以下のURLより、AlchgLinuxのトップページにアクセスします。
トップページより、[ダウンロード]を押下します。
URL : https://alchglinux-jp.mystrikingly.com/
[ダウンロード]より、[ダウンロードする]を押下します。
GitHubのプロジェクトページに飛ぶため、ここからISOファイルをダウンロードします。
AlchgLinux起動
仮想マシンにISOファイルをマウントして、起動します。
起動すると、GRUBのボートマネージャーが起動するので、[Arch Linux install medium]を選択します。
[SELECT LANGUAGE (1 or 2)]と表示されるため、1を選択します。
AlchgLinuxのデスクトップが表示されました。
USBブートということもありかなりシンプルです。
ターミナルも使用することができます。
ターミナルはzshで、ディストリビューションはArchLinuxとなっています。
インストールされているアプリケーションは最低限のものは入っています。
ウェブブラウザには、[Vivaldi]と[NetSurf]というUNIXライクなブラウザが入っています。
[リモート]には[Vinagre]というリモートデスクトップクライアントと、[Virt Viewer]というVMコンソールが入っています。
[端末]には[Qterminal]というターミナルアプリが入っています。
システムには、[conky]というシステムマネージャーが入っています。
これは、デスクトップ上にシステムのリソース状況を表示するアプリです。
壁紙はかなり多くの壁紙がデフォルトで用意されています。
デスクトップ上で右クリックすると、メニューが表示されます。
システムを終了するには、[終了]から[電源オフ]を選択することで終了させることができます。
まとめ
今回はArchLinuxをGUIで体験できるAlchgLinuxを試してみました。
ArchLinuxというと、CLI前提のシステムだったりちょっと敷居が高いイメージがありますが、AlchgLinuxを使うと簡単にArchLinuxを使った気になれます!
また、ほぼArchLinuxなので、GUIで調べながらArchLinuxをインストールしたりできるので、便利っちゃ便利な気がします。
あとは、USBブート前提でAlchgLinuxのUSBを1本作っておけば、いざというときに復旧用のPCとしても使えそうなので、あれば便利といったところでしょうか。
おまけ
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