今回は、Ubuntu 23.10がリリースされたので、Ubuntu Server 23.10を仮想環境にインストールする手順を記載していきます。
期待する目標
本手順で期待する目標は以下の通りです。
- Ubuntu Server 23.10をダウンロードできる
- Ubuntu Server 23.10をインストールできる
前提条件
本手順で使用する環境は以下の通りです。
- CPU : 2vCPU
- MEM : 4GB
- DISK : 60GB
- 仮想マシンバージョン : 第2世代
今回は、UbuntuをHyper-V上に構成しました。
Hyper-Vのバージョンは第2世代を指定し、セキュアブートを無効化しています。
Ubuntu Serverダウンロード
以下のURLより、Ubuntu Server のダウンロードページに移動します。
URL : https://releases.ubuntu.com/23.10/
Ubuntu Serverのダウンロードページより、[Server install image]-[64-bit (AMD64) server install image]を押下し、ISOファイルをダウンロードします。
以上で、Ubuntu Serverのダウンロードは完了です。
Ubuntu Server 23.10インストール
ダウンロードしたUbuntu ServerのISOファイルを仮想マシンにマウントし、起動します。
Hyper-Vで仮想マシンを作成する方法については、以下の記事で解説しています。
仮想マシンのコンソールを表示すると、ブートメニューが表示されるため、[Try or Install Ubuntu Server]を押下します。
[Use UP , DOWN and ENTER keys to select your language.]より、キーマップと言語を選択します。
今回は、[English]を押下します。
[Keyboard configuration]より、以下の設定を行います。
- Layout : Japanese (任意)
- Variant : Japanese (任意)
今回は、日本語キーボードで日本語配列を選択しました。
設定が完了したら、[Done]を押下します。
[Choose type of install]より、インストールするタイプを選択します。今回は、[Ubuntu Server]を選択しました。
設定が完了したら、[Done]を押下します。
[Network connections]よりネットワークの設定を行うことができます。
この時点でubuntu Server のIPアドレスを設定することができます。
ネットワークアダプタを選択し、[Edit IPv4]を押下します。
[Edit eth0 IPv4 configuration]より、[IPv4 Method]を[Manual]に設定します。
[Edit eth0 IPv4 configuration]より、以下の設定を行います。
- Subnet : <192.168.0.0>形式で所属するネットワークを設定
- Address : <192.168.0.1>形式でIPアドレスを設定
- Gateway : <192.168.0.254>形式でネットワークのゲートウェイを設定
- Name server : DNSサーバを設定
- Search domain : ネットワーク内で使用するドメインがあれば設定
設定が完了したら、[Save]を押下します。
[Configure proxy]より、ネットワークにProxyがある場合はProxyサーバのアドレスを指定します。
設定が完了したら、[Done]を押下します。
[Configure Ubuntu archive mirror]より、Ubuntuのアーカイブミラーを設定します。
通常は自動で近い場所のアーカイブが指定されるので、特に指定が無ければ設定を行わずに[Done]を押下します。
[Guided storage configuration]よりインストールするディスクを設定します。
今回はデフォルトでインストールを行うため、以下の設定を行います。
- Use an entire disk : (X)
- Set up this disk as an LVM group : (X)
設定が完了したら、[Done]を押下します。
[Storage Configuration]より、ディスクパーティションを確認し問題ないようであれば[Done]を押下します。
[Confirm destructive action]より、ディスクへの書き込みに問題が無い場合は[Continue]を押下します。
[Profile setup]より、以下の設定を行います。
- Your name : 自身の名前を設定
- Your servers name : このOSのホスト名を設定
- Pick a username : 自身のユーザ名を設定
- Choose a password : 自身のユーザに対するパスワードを設定
- Confirm your password : 再度パスワードを入力
設定が完了したら[Done]を押下します。
[SSH Setup]より、OpenSSHサーバをインストールするか設定します。
今回は、LAN内からSSHを行いたいため、[Install OpenSSH server]にチェックを入れています。
また、必要に応じてSSHキーをインポートしてください。
設定が完了したら[Done]を押下します。
インストールが開始されるため、完了するまで待機します。
インストールが完了すると画面下に[Reboot Now]が表示されるため、[Reboot Now]を押下し、OSを再起動します。
インストール後の再起度が完了すると、ログイン画面が表示されるため、作成したユーザでログインします。
ログインが成功すると、ターミナルが表示されます。
以上でUbutnu Server 23.10のインストールは完了です。
まとめ
今回はUbuntu 23.10 ServerをHyper-Vの仮想マシンにインストールしました。
Ubuntuのマイナーバージョンのため、サポート期間を考えるとサーバ利用されるケースは少ないと思います。
Ubuntuのデスクトップ版は23.10でインストーラが変わったとの情報がありましたが、Ubuntu Serverの方は22.04のLTSと同様のインストーラーでした。
おまけ
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