【Linux】Ubuntu23.10、22.04からアップグレートする

Linux
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今回は、Ubuntu 23.10を仮想環境にインストールしようとしましたが、インストーラがキックできなかったので、Ubunt 22.04をインストールしてそこからUbuntu 23.10へアップグレードしていきたいと思います。

前提条件

この記事で使用する環境は以下の通りです。

  • CPU : 2vCPU
  • MEM : 4GB
  • DISK :60GB
  • OS : Ubuntu 22.04

Ubuntu 23.04のインストーラも仮想環境にインストールできたりできなかったりする場合があるため、旧インストーラで確実にインストールできるUbuntu 22.04をインストールしてからアップグレードする形でUbuntu 23.10をインストールしていきます。
Ubuntu 22.04をインストールする手順は以下の通りです。

【Linux】Ubuntu 22.04 インストール手順

Ubuntu アップデート (22.04→23.04)

バージョン確認
バージョン確認

現在のUbuntuは22.04.3 LTSです。

アップデート
アップデート

アップグレードを行う前に、以下のコマンドを実行してパッケージをアップデートしていきます。

$ sudo apt update
アップグレード
アップグレード

パッケージのアップデートを行ったら、以下のコマンドを実行してパッケージのアップグレードを行います。

$ sudo apt upgrade
OSアップグレード
OSアップグレード

以下のコマンドを実行すると、UbuntuのOSをアップグレードすることができます。

$ sudo do-release-upgrade
入手可能なLTSなし
入手可能なLTSなし

LTSのUbuntuを使用しているとどうやらLTS版へのアップグレードのみが設定されているようです。
そのため、LTSから非LTSへアップグレードするには設定が必要になります。

release-upgradesの編集
release-upgradesの編集

以下のコマンドを使用してrelease-upgradesファイルを編集します。

Prompt=normal設定
Prompt=normal設定

viで開いた[release-upgrades]ファイルの[Prompt=LTS]を[Prompt=normal]に変更して、[Esc]+[w]+[q]を押下してファイルを保存します。

do-release-upgradeの再実行
do-release-upgradeの再実行

[release-upgrades]を変更したら再度[sudo do-release-upgrade]を実行します。

アップグレードの実行
アップグレードの実行

この後何回か確認が入ります。
1回目はUbuntuをアップグレードする的な旨のメッセージのため、[y]を押下し継続します。

Snap接続不可メッセージ
Snap接続不可メッセージ

Snap Storeに接続ができない場合にもアップグレード継続の確認メッセージが表示されます。
[y]を入力してアップグレードを継続します。

アップグレード開始確認
アップグレード開始確認

次にアップグレード開始の確認が入るため、[y]を入力してアップグレードを継続します。

パッケージの削除
パッケージの削除

アップグレードに伴い、一部パッケージが削除される確認メッセージが表示されるため、[y]を入力しアップグレードを継続します。

アップグレード後の再起動
アップグレード後の再起動

アップグレードが完了すると再起動を求められるため、[y]を入力して再起動します。

バージョンの確認(23.04)
バージョンの確認(23.04)

再起動後にログインし、Ubuntuのバージョンをすると23.04になっていました。
これは、アップデートを行ったOSがUbuntu 23.10を認識していないために行った事象だと思われます。
この場合、数日待つと最新版が下りてくるとネットに情報がありましたが、そんなの待っていられないため、コマンドのオプションを使用して23.10にアップグレードしたいと思います。

Ubuntu アップデート (23.04→23.10)

do-release-upgradeの実行
do-release-upgradeの実行

Ubuntu 23.04の状態で再度[do-release-upgrade]を実行すると、[新しいリリースはありません]と表示されます。

最新アップグレード
最新アップグレード

以下のコマンドを実行すると、最新のリリースにアップグレードすることができます。

$ sudo do-release-upgrade -d
アップグレードの継続
アップグレードの継続

Ubuntu 22.04から23.04にアップグレードした手順と同様に複数回確認が入るため[y]を入力して進めていきます。

アップグレード後の再起動
アップグレード後の再起動

アップグレード後に再起動を求められるため、[y]を入力し再起動します。

バージョンの確認(23.10)
バージョンの確認(23.10)

アップグレード後に再度ログインし、バージョンを確認します。
これで、Ubuntu 23.10になりました。
以上でUbuntuのアップグレードは完了です。

まとめ

今回は、Ubuntu 22.04から23.04を経由して23.10をインストールしてみました。
Ubuntu 23.10では新しいインストーラが導入されているらしいのですが仮想環境だとUbuntu 23.04の時から安定してインストールができなかったので、困っていましたが、22.04からアップグレードを重ね、23.10をインストールしました。
Ubuntu 23.04から23.10へのアップグレードは当環境だと20分ほどでアップグレードすることができました。

おまけ

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