VMware社のハイパーバイザーであるVMware ESXi 8.0をインストールする手順となります。
期待する目標
本手順で期待する目標は以下の通りです。
- ESXiのインストールができる
- ESXiの基本的な設定ができる
- インストールしたESXiにログインができる
前提条件
本手順で使用する環境は以下の通りです。
- CPU : 4vCPU
- MEM : 8GB
- DISK : 142GB
なお、自宅環境にESXi8.0をインストールできる物理マシンがなかったため、VMware Workstation Pro上にインストールしています。
ESXi 8.0 インストール
インストールする物理マシンまたは仮想マシンにISOファイルをマウントし起動します。
[Loading ESXi installer]より、5秒待機するか[ENTER]を押下して、インストールを進めます。
インストーラが起動するまで待機します。
[Welcome to the VMware ESXi 8.0.0 Installation]より、[Enter]を押下します。
[End User License Agreement]より、EULAを一読し同意できる場合は[F11]を押下します。
[Select a Disk to Installer or Upgrade]より、インストールするディスクを選択し、[Enter]を押下します。
[Please select a keyboard layout]より、自身が使用しているキーボードレイアウトを選択します。
今回は、日本語キーボードを使用しているため[Japanese]を選択しました。
設定が完了したら[Enter]を押下します。
[Enter a root password]より、rootパスワードを設定します。
設定が完了したら、[Enter]を押下します。
[Error(s)/Warning(s) Fount during System Scan]より、 [Enter]を押下します。
[The system encountered the following warning(s).]と警告が表示される場合があるため、[Enter]を押下することで強制的にインストールすることができます。
[Confirm Install]より、[F11]を押下してインストールを開始します。
インストールが開始されるため、完了するまで待機します。
インストールが完了すると[Installation Complete]と表示されるため、[Enter]を押下して再起動します。
以上でインストールが完了です。
ESXiの設定
ESXiの再起動が完了すると、ESXiのいつもの画面が表示されるため、[F2]を押下してESXiの設定に入ります。
[Authentication Required]より、ログイン名とパスワードを入力します。
[System Customization]より、[Configure Management Network]を押下します。
[Configure Management Network]より、[IPv4 Configuration]を押下します。
[IPv4 Configuration]より、以下の設定を行います。
- Set static IPv4 address and network configuration : ○
- IPv4 Address : 任意のIPv4アドレスを設定
- Subment Mask : 任意のサブネットマスクを設定
- Default Gateway : 任意のデフォルトゲートウェイを設定
設定が完了したら[Enter]を押下します。
[Configure Management Network]より、[IPv6 Configuration]を押下します。
今回は、IPv6を無効化するため、[IPv6 Configuration]より、[Disable Ipv6]を選択し[Enter]を押下します。
[Configure Management Network]より、[DNS Configuration]を押下します。
[DNS Configuration]より、以下の設定を行います。
- Use the following DNS server address and hostname : ○
- Primary DNS Server : 任意の優先DNSサーバを設定
- Alternate DNS Server : 任意の代替DNSサーバを設定
- Hostname : 任意のESXiホスト名を設定
設定が完了したら、[Enter]を押下します。
設定が完了したら[Esc]を押下し、Configura Management Networkの設定を出ます。
[Configure Management Network : Confirm]より[y]を入力し、ESXiを再起動します。
再起動のプロセスが開始されるため、再起動完了まで待機します。
この画面になれば再起動は完了です。
以上でESXiの設定は完了です。
ESXi Webコンソールアクセス
ESXiの設定が完了したら、ブラウザより以下のURLにアクセスします。
URL : https://<IP or FQDN>
[ESXi Host Client]のページが表示されるため、以下の接続情報を使用してログインします。
- ユーザ名 : root
- パスワード : 設定したrootユーザのパスワード
[ESXi Host Client]の画面が表示されればログインは完了です。
まとめ
今回はVMware Workstation Pro上にESXi 8.0をインストールしました。
実際のところ、この構成だとNested構成になるため、この上に仮想マシンを作成できるかわかりませんが新しくなったESXiの設定を確認することはできると思います。
ESXi自体は7.0系をあまり触らずに8.0系が出てしまったので、7.0系との差異がパッとしませんが、6.7系からだとUIが変わっていてかなりびっくりしました。
おまけ
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