【VMware】Horizon8 2306 (8.10)初期設定手順

Virtualization
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前回、VMware Horizon8 2306 (8.10)をインストールしたので、Connection Server の初期設定を行っていきます。
なお、現在自宅環境のvCenterを調整中のためvCenter Serverの設定は省略しています。

前回のインストール手順はこちら

【VMware】Horizon8 2306 (8.10) インストール手順

期待する目標

本手順で期待する目標は以下の通りです。

  • Connection Serverの初期設定ができる

前提条件

本手順で使用する環境は以下の通りです。

  • OS : Windows Server 2019
  • CPU : 4vCPU
  • MEM : 8GB
  • DISK : 500GB

ライセンスの適用

以下のURLより、Horizon Administratorにログインします。
URL : https://<IP or URL>/admin

ライセンスと使用状況
ライセンスと使用状況

Horizon Adminsitratorより、[設定]-[製品のライセンスと使用状況]-[ライセンス]より、[ライセンスを編集]を押下します。

ライセンスを編集
ライセンスを編集

[ライセンスを編集]より、有効なライセンスキーを入力し、[OK]を押下します。

ライセンスの確認
ライセンスの確認

[ライセンスと使用状況]より、ライセンスが有効になっていることを確認します。
以上でライセンスの適用は完了です。

Connection Server 初期設定

本来であれば、Conneciton ServerよりvCenterの設定を行いますが、今回は省略します。
ただ、前のバージョンでもvCenterの設定は同様のため、前バージョンのConnection Serverの設定手順を参考にしてください。

【VMware】Horizo8 2206 (8.6) 初期設定
全般設定の編集
全般設定の編集

[設定]-[グローバル設定]-[全般設定]より、[編集]を押下します。

Horizon Consoleの設定
Horizon Consoleの設定

[全般設定]-[Horizon Consoleの設定]より、以下の設定を行います。

  • Horizon Console アイドルセッションタイムアウト : 任意の時間を設定
  • Horizon Conole セッションとAPIタイムアウト : 任意の時間を設定
  • Horizon Console のログイン前バナーの表示 : □
  • ステータス更新の自動更新を有効にする : ■ (任意)
  • Windows Server デスクトップを有効にする : ■ (任意)
SSOの設定
SSOの設定

[シングルサインオンの設定]より、以下の設定を行います。

  • シングルサインオン(SSO) : 有効
  • アプリケーションを切断し、アイドル状態のユーザのSSO認証情報を破棄する : しない (任意)
  • SSO認証情報の破棄 : しない
クライアントの設定1
クライアントの設定1

[クライアントの設定]より、以下の設定を行います。

  • ユーザの強制切断 : 経過時間600分 (Horizon Clientから切断される時間を設定)
  • 強制的にログアウトす前に警告を表示する : ■ (任意)
  • ログアウト警告タイマー : 5分 (任意)
クライアントの設定2
クライアントの設定2
  • クライアントのユーザインターフェースでサーバ情報を非表示 : □ (任意)
  • クライアントのユーザインターフェースでドメインリストを非表示 : ■ (任意)
  • ドメインリストを送信 : □ (任意)

設定が完了したら、[OK]を押下します。

セキュリティ設定
セキュリティ設定

[グローバル設定]-[セキュリティ設定]より、[データリカバリのパスワードを変更]を押下します。
この項目は、Horizon Administratorが自動的に取得しているバックアップの復旧用のパスワードとなります。

データリカバリのパスワードを変更
データリカバリのパスワードを変更

[データリカバリのパスワードを変更]より、以下の設定を行います。

  • パスワード : 任意のパスワードを設定
  • パスワードを忘れた場合のヒントを入力 : 任意のヒントを入力

設定が完了したら[OK]を押下します。

クライアントの制限の設定
クライアントの制限の設定

[グローバル設定]-[クライアントの制限の設定]より、[編集]を押下します。

Horizon Clientの制限
Horizon Clientの制限

[Horizon Clientの制限]より、接続を制限するHorizon Clientのバージョンを設定することができます。
前までは、GUIで設定ができなかったのでこれは非常に便利だと思います。
設定が完了したら[OK]を押下します。

Horizon Agentの制限
Horizon Agentの制限

[グローバル設定]-[Horizon Agentの制限]より、[編集]を押下します。

Horizon Agentの制限設定
Horizon Agentの制限設定

[Horizon Agentの制限]より、条件に満たないHorizon Agentをブロックすることができます。
前項では、Horizon Client側の設定でしたが、これはVDIにインストールされているHorizon Agentの話になります。
設定が完了したら[OK]を押下します。

イベント構成
イベント構成

[設定]-[イベント構成]-[イベントデータベース]より、[編集]を押下します。

イベントデータベースの編集
イベントデータベースの編集

[イベントデータベースの編集]より、以下の設定を行います。

  • データベースサーバ : 任意のデータベースサーバのアドレスを設定
  • データベースタイプ : 任意のデータベースタイプを選択
  • ポート : 任意のポートを選択
  • データベース名 : 作成したイベントデータベース用のデータベース名を入力
  • ユーザ名 : データベースにログインするユーザ名を入力
  • パスワード : データベースにログインするユーザ名に対応するパスワードを入力
  • テーブルのプリフィックス : 任意の接頭辞を指定

設定が完了したら[OK]を押下します。

ファイルシステムへのイベント
ファイルシステムへのイベント

[ファイルシステムへのイベント]では、ファイルサーバに対してイベントを記録できるようです。
この設定があれば、Connection Serverでエラーが出てもファイルに落ちるため、DBからデータをひっぱってこなくても障害時の初動対応が速くなりそうです。
[場所にコピー]より、[追加]を押下します。

ファイルの場所を追加
ファイルの場所を追加

[ファイルの場所を追加]より、以下の設定を行います。

  • UNCパス : ファイルサーバのネットワークパスを設定
  • ユーザ名 : ファイルサーバへログインする際のユーザ名を入力
  • パスワード : ファイルサーバへアクセスする際のユーザ名に対するパスワードを入力
  • ドメイン : ユーザ名に対応するドメイン名を入力

設定が完了したら[OK]を押下します。

ロールの権限
ロールの権限

[設定]-[管理者]-[ロールの権限]より[追加]を押下します。

ロールを追加
ロールを追加

[ロールを追加]より、以下の設定を行います。

  • 名前 : 任意の名前を入力
  • 権限 : 操作ログを収集

設定が完了したら[OK]を押下します。

ロール設定の確認
ロール設定の確認

[ロールの権限]より、作成したロールが表示されていることを確認します。

管理者とグループ
管理者とグループ

[管理者とグループ]より、Horizon Administratorの管理者を選択し、[権限を追加]を押下します。

権限の追加
権限の追加

[権限を追加]より、作成した権限ロールを選択します。
設定が完了したら[終了]を押下します。

権限の確認
権限の確認

[管理者とグループ]より、ロールに追加した権限が表示されていることを確認します。

ログの収集
ログの収集

権限の設定が完了すると、[トラブルシューティング]-[ログの収集]を押下し、ログの収集画面が表示されます。
以上でConnection Serverの初期設定は完了です。

まとめ

今回は、インストールしたConnection Serverの初期設定をしてみました。
前にインストールしたConnection Server 2206に比べ、Horizon Clientの制限やApp Volumes Managerの設定が増えていたり、Horizon Administratorの統合化が進んでいるように思えました。
vCenter Serverの設定はできていないですが、この状態でも専用プールで運用はできるので、いったんこれで様子見をしてみたいと思います。

おまけ

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