前回、SCVMMをWindows Server 2022にインストールしました。
SCVMMを操作するSCVMMコンソールを同時にインストールしたのですが、この状態だとSCVMMサーバにRDPで接続してからでないと利用ができない状態となります。
さすがにそれでは不便なので、WindowsクライアントにSCVMMコンソールをインストールして手元の端末からSCVMMを操作したいと思います。
SCVMM 2022を展開する手順は以下の手順をご覧ください。
期待する目標
本手順で期待する目標は以下の通りです。
- SCVMMコンソールをインストールすることができる
前提条件
本手順で使用する環境は以下の通りです。
- OS : Windows10 22H2
- CPU : 4C8T
- MEM : 32GB
今回、インストールする環境はWindows10ですが、Windows11でも動作は可能だと思います。
SCVMMダウンロード
SCVMMコンソールはSCVMMのインストーラと同梱されているので、SCVMMのインストーラをダウンロードします。
以下のURLにアクセスし、[System Center Virtual Machine Manager]-[64ビットエディション]を押下してSCVMM 2022をダウンロードします。
URL : https://www.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/download-system-center-2022
ダウンロードしたファイルをインストールする端末側に配置しておきます。
以上でSCVMMのダウンロードは完了です。
SCVMM コンソールの展開
ダウンロードしてきた[SCVMM_2022.exe]を実行します。
[Welcome to the System Center Virtual Machine Manager Setup Wizard]より、[Next]を押下します。
[License Agreement]より、ライセンスを一読し同意できる場合は[I accept the agreement]にチェックを入れ、[Next]を押下します。
[Select Destination Location]より、SCVMMを展開するパスを指定して、[Next]を押下します。
このパスについては、インストーラを展開するためのパスとなります。
[Ready to Extract]より、[Extract]を押下します。
[Completing the System Center Virtual Machine Manager Setup Wizard]より、[Finish]を押下します。
以上でSCVMMの展開は完了です。
SCVMM 2022のインストール
SCVMMの展開が完了したらSCVMMをクライアントにインストールしていきます。
展開したSCVMMより、[setup.exe]を実行します。
[System Center 2022 Virtual Machine Manager]より、[インストール]を押下します。
[インストールする機能の選択]より、[VMMコンソール]を選択し、[次へ]を押下します。
[下の注意事項を必ずお読みください]より、注意事項を一読し同意できる場合は[この注意事項に同意します]にチェックを入れ、[次へ]を押下します。
[診断と使用状況のデータ]より、[次へ]を押下します。
[インストール先]より、SCVMMコンソールをインストールする先を指定して[次へ]を押下します。
場合によっては、[前提条件に関する警告を確認してください]と表示されるため、必要に応じて対応を行い、[次へ]を押下します。
[ポートの構成]より[管理コンソール]のポート設定を行います。
SCVMMサーバの方で設定した管理コンソールのポートと合わせておきます。
デフォルトだと[8100]になります。
設定が完了したら[次へ]を押下します。
[インストールの概要]より、インストールの概要を確認し、問題ない場合は[インストール]を押下します。
[セットアップが正常に完了しました]より、以下の設定を行います。
- Virtual MAchine Manager の最新の更新プログラムをチェックする : □ (任意)
- ウィザードの終了時にVMMコンソールを開く : ■ (任意)
設定が完了したら[閉じる]を押下します。
以上でSCVMMコンソールのインストールは完了です。
SCVMMコンソールの起動
SCVMMのインストールのインストールが完了したら[SCVMMコンソール]を起動します。
[サーバに接続]より、以下の情報を入力します。
- サーバ名 : SCVMMサーバのアドレス:8100
- 現在のMicrosoft WindowsセッションのIDを使用する : ●
情報の入力が完了したら[接続]を押下します。
SCVMMコンソールが起動します。
以上でSCVMMの起動は完了です。
まとめ
今回は、WindowsクライアントにSCVMMコンソールをインストールしました。
vCenterのようにWebから管理ができない点が微妙ですが、SCVMMコンソールをクライアントにインストールすることで遠隔でSCVMMを触ることができるのでぎりぎり良しとしましょう。
ただ、LinuxクライアントやmacOSでは使えないので、そこらへんは残念です。
おまけ
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