今回は、Ubuntu 24.04が正式リリースしたので、Hyper-V上の仮想マシンにインストールしていきます。
期待する目標
本手順で期待する目標は以下の通りです。
- Ubuntu 24.04をインストールすることができる
前提条件
本手順で使用する環境は以下の通りです。
- CPU : 2vCPU
- MEM : 4GB
- DISK : 60GB
- 仮想マシン世代 : 第1世代
Ubuntu 24.04 ダウンロード
以下のURLより、Ubuntu のダウンロードページに移動します。
URL : https://jp.ubuntu.com/download
[Ubuntu Desktop]-[Ubuntu Desktop 24.04 LTS]より、[ダウンロード]を押下します。
[ダウンロード]を押下するとISOファイルのダウンロードが開始されます。
以上でUbuntu 24.04のダウンロードは完了です。
Ubuntu 24.04 インストール
ダウンロードしてきたISOファイルを仮想マシンにマウントし、仮想マシンを起動します。
ブートメニューより、[Try or Install Ubuntu]を選択して押下します。
この際に、マウスは使用できないのでキーボードの矢印キーを使用して選択します。
[Choose your language]より、デフォルトだと[English]が選択されているため、スクロールして自身のインストール言語を選択します。
今回は日本語でインストールを進めたいため、[日本語]を選択し、[Next]を押下します。
[Ubuntu のアクセシビリティ]より、必要であればアクセシビリティを設定します。
今回は不要なため、[Next]を押下します。
[キーボードレイアウトを選択してください]より、自身のキーボードレイアウトと、キーボードバリアントを選択します。
今回は、日本語キーボードを使用しているため、キーボードレイアウトとバリアントは日本語を選択しています。
設定が完了したら[Next]を押下します。
[インターネットの接続方法を選択してください]より、ネットワークへの接続方法を選択します。
今回は、検証でインストールを行うため、ネットワークに接続せずに進めています。
必要に応じてWi-Fiに接続するか、有線接続を使用してください。
また、物理環境にインストールする際は、ドライバが適用されないとWi-Fiは使用できない場合があるため、その際は有線接続を使用してください。
設定が完了したら[Next]を押下します。
[Ubuntuで何をしますか?]より、[Ubuntu をインストール]を選択し、[Next]を押下します。
[Ubuntu をインストールしますか?]より、[対話式インストール]を選択し、[Next]を押下します。
なんかこのバージョンから自動インストールに対応したっぽいので、後で試してみたい感はあります。
[開始時にどのアプリをインストールしますか?]では、必要に応じて[既定の選択]と[拡張選択]を選択してください。
今回は検証のため最小インストールである[既定の選択]を選択しています。
設定が完了したら[Next]を押下します。
[推奨するプロプライエタリなソフトウェアをインストールしますか?]より、必要に応じて以下の設定を行います。
- グラフィックスとWi-Fi機器用のサードパーティ製ソフトウェアをインストールする : ■ (任意)
- 追加のメディアフォーマット用のサポートをダウンロードしてインストールする : ■ (任意)
今回はインターネットに接続していないため、選択していません。
設定が完了したら、[Next]を押下します。
[どうやってUbuntu をインストールしますか?]より、インストール時のディスクパーティションを指定します。
今回は、空のディスクにインストールするため、[ディスクを削除してUbuntuをインストールする]を選択しています。
デュアルブート環境の場合、手動でパーティショニングを行ってください。
設定が完了したら[Next]を押下します。
[アカウント設定]より、以下の設定を行います。
- あなたの名前 : 自身の名前を入力
- コンピュータの名前 : インストールするOSのホスト名を入力
- ユーザー名を入力 : Ubuntuで最初に作成するユーザ名を入力
- パスワードを決めてください : 作成するユーザに対するパスワードを入力
- パスワードをもう一度入力 : 作成するユーザに対するパスワードをもう一度入力
- ログイン時にパスワードを要求する : ■ (任意だが、チェックを推奨)
- アクティブディレクトリを使用する : □ (アクティブディレクトリを使用する場合はチェック)
設定が完了したら[Next]を押下します。
[タイムゾーンを選択してください]より、以下の設定を行います。
- 現在地 : Tokyo (Tokyo,Japan)
- タイムゾーン : Asia/Tokyo
設定が完了したら、[Next]を押下します。
[これまでの選択を確認してください]より、設定内容を確認し[インストール]を押下します。
インストールが開始されるため、完了するまで待機します。
インストールの完了後、再起動を求められるため、[今すぐ再起動]を押下します。
以上で、Ubuntu 24.04のインストールは完了です。
インストール後のセットアップ
インストールが完了したら、作成したユーザとパスワードを使用し、Ubuntuにログインします。
[Ubuntu 24.04 LTSへようこそ!]より、[次へ]を押下します。
[Ubuntu Pro]より、Ubuntu Proに登録するか、尋ねられるため任意でUbuntu Proに登録します。
今回は検証のため、[Skip for now]を選択し、[次へ]を押下します。
ついでに、Ubuntu Proに関する記事は以下の記事で紹介しています。
[Ubuntuの改善を支援する]より、Ubuntuのバグ情報などを送信してもよい場合は、[はい、システムデータをUbuntuチームと共有します]を選択します。
設定が完了したら、[次へ]を押下します。
個人的に、重要なシステムを入れる場合は、共有したくないですが個人で使用する場合はシステムデータの共有を行っておくと、バグが早く治ったり治らなかったり・・・
[さらにアプリケーションを追加する]より、[完了]を押下します。
Ubuntuのデスクトップが完了したら、初期セットアップは完了です。
まとめ
今回は、Ubuntu 24.04をHyper-V上の仮想マシンへインストールしてました。
従来のインストーラから大幅に変わり、やっと新しいインストーラーになったという印象です。
実際のところ、Ubuntu 23.04やUbuntu 23.10あたりで新しいインストーラは採用されていたものの、正しくインストールができない問題があったため、一度従来のインストーラーに戻ったりしていたので、今回の新しいインストーラで正しくインストールができるか不安でしたが、問題なくLTSがリリースされて良かったです。
また、Ubuntu 18.04からの乗り換え需要が高まるような気がしているので、Ubuntu 24.04で新しくできるようになったことなども紹介できれば良いかなーと思っています。
おまけ
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