今回は、Windows Server 2025をHyper-V上の仮想マシンとしてインストールし、ホスト名を変更する手順となります。
Windows Server 2025では、ホスト名をGUIから変更する手順は大きく分けて2つあり、一方は古くからあるコントロールパネルベースのホスト名変更手順で、これから主流になるであろう[設定]画面から変更する手順となります。
期待する目標
本手順で期待する目標は以下の通りです。
- Windows Server 2025でホスト名を変更することができる
- 複数のホスト名変更手順を状況に応じて使い分けることができる
前提条件
本手順で使用する環境は以下の通りです。
- CPU : 4vCPU
- MEM : 4GB
- DISK : 60GB
- OS : Windows Server 2025
ホスト名を変更するため、インストール後からの設定となります。
コントロールパネルベースの変更方法
こちらは、古より存在するホスト名変更手順となります。
汎用性が高く、現在サポートされているWindows Serverのすべてで使用できる方法となります。

[サーバマネージャー]-[ローカルサーバ]-[プロパティ]より、[コンピュータ名]を押下します。

[システムのプロパティ]より、[変更]を押下します。

[コンピュータ名/ドメイン名の変更]より、設定を変更します。
- コンピュータ名 : 任意のコンピュータ名を入力
設定が完了したら[OK]を押下します。
なお、Windowsの環境だと15文字以下に設定しておいた方が無難です。
Active Directory におけるコンピューター、ドメイン、サイト、および OU の名前付け規則

[システムのプロパティ]より、[閉じる]を押下します。

[コンピュータ名/ドメイン名の変更]より、[OK]を押下します。

[これらの変更を適用するにはコンピュータを再起動する必要があります。]より状況に応じて再起動をします。
今回は検証のため、[今すぐ再起動する]を選択します。
再起動については、任意のタイミングで問題ありませんが再起動が保留中の場合は役割と機能が追加できない場合があるので早めに再起動をかけることをお勧めします。

再起動後にサーバマネージャからホスト名が変更されていることを確認します。
以上で、古の方法によるホスト名変更手順は完了です。
設定ベースの変更方法
続いて、Windows Server 2025に搭載されている設定から変更する方法を試してみます。

Windowsスタートメニューより、[設定]-[システム]-[名前の変更]を押下します。

名前の変更へたどり着くもう一つの方法として、[設定]-[システム]-[バージョン情報]を押下します。

[バージョン情報]より、[このPCの名前を変更]を押下します。
ここからホスト名の変更をすることができます。

[PC名を変更する]より、以下の設定を行います。
- 現在のPC名 : <任意のホスト名を入力>
設定が完了したら、[次へ]を押下します。

[再起動後に、PC名は次のように変更されます。]より、必要に応じて[今すぐ再起動する]または[後で再起動する]を選択します。
今回は検証のため、[今すぐ再起動する]を選択しました。

Windows Serverの場合は再起動やシャットダウンの際に確認のメッセージが表示されるため、必要に応じて選択し、[続行]を押下します。

再起動後に[設定]や[サーバマネージャー]より、ホスト名が変更されていることを確認します。
以上で設定ベースのホスト名変更方法は完了です。
まとめ
今回は、Windows Server 2025でホスト名を変更する手順を2つのアプローチから変更してみました。
Microsoft的にはコントロールパネルを次第に廃止するような方針をとっているので、両方覚えておいて損はないと思います。
おまけ
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