今回は、Hyper-V上のWindows Server 2025でIPアドレスを変更する手順を記事にしていきます。
Windows Server 2025はホスト名変更と同様にコントロールパネルから設定変更する方法と設定から変更する方法の2種類が存在します。
本手順では両方の設定変更方法を紹介します。
期待する目標
本手順で期待する目標は以下の通りです。
- Windows Server 2025でIPアドレスを変更することができる
- 複数のIPアドレス変更手順を状況に応じて使い分けることができる
前提条件
本手順で使用する環境は以下の通りです。
- CPU : 2vCPU
- MEM : 4GB
- DISK : 60GB
Windows Server 2025のインストール手順は以下の記事で解説しています。
コントロールパネルベースの変更方法
従来からあるコントロールパネルからIPアドレスを変更する手順となります。
[サーバマネージャ]-[ローカルサーバ]-[プロパティ]より、イーサネットを押下します。
[ネットワーク接続]より設定変更するNICを右クリックし[プロパティ]を押下します。
[IPv4のプロパティ]より、以下の設定を行います。
- IPアドレスを自動的に取得する : 〇
- 次のIPアドレスを使う : ●
- IPアドレス : <任意のIPアドレスを設定>
- サブネットマスク : <IPアドレスに対するサブネットマスクを設定>
- デフォルトゲートウェイ : <IPアドレスのデフォルトゲートウェイを設定>
- DNSサーバのアドレスを自動的に取得する : 〇
- 次のDNSサーバのアドレスを使う : ●
- 優先DNSサーバ : <優先DNSサーバのIPアドレスを設定>
- 代替DNSサーバ : <代替DNSサーバのIPアドレスを設定>
設定が完了したら[OK]を押下します。
以上でコントロールパネルベースのIPアドレス設定は完了です。
また、IPアドレスの詳細設定では、より詳細に設定することができます。
IPv4のプロパティより、[詳細設定]を押下します。
[IP設定]のタブでは、1つのNICに対し、複数のIPアドレスを追加することができます。
[追加]を押下します。
[追加]を押下すると、IPアドレスの追加ウィンドウが表示されるため、設定するIPアドレス、サブネットマスクを入力し、[追加]を押下します。
IPアドレスが追加されたら設定が完了です。
設定ベースの変更方法
次に、Windows設定から変更する方法となります。
Windowsスタートメニューより、[設定]を起動し、[ネットワークとインターネット]を押下します。
[ネットワークとインターネット]より、[イーサネット]を押下します。
[イーサネット]より、IPアドレスを変更するNICを選択し、右側のプルダウンボタンを押下します。
プルダウンを押下すると、NICの詳細画面が表示されるため、下にスクロールし、[IP割り当て]の[編集]を押下します。
[IP設定の編集]より、[自動(DHCP)]となっている部分を[手動]に変更します。
[IPv4]のトグルスイッチを[オン]に設定変更します。
IPv4をオンにすると、詳細設置が表示されるため、以下の設定をします。
- IPアドレス : 任意のIPアドレスを入力
- サブネットマスク : IPアドレスに対するサブネットマスクを入力
- ゲートウェイ : IPアドレスに対するデフォルトゲートウェイを入力
- 優先DNS : 参照する優先DNSサーバを入力
- 代替DNS : 参照する代替DNSサーバを入力
設定が完了したら、[保存]を押下します。
IP設定が完了したら[設定]-[ネットワークとインターネット]-[イーサネット]より、設定したIPアドレスが適用されてることを確認します。
以上で設定ベースのIPアドレス変更は完了です。
まとめ
今回はWindows Server 2025のIPアドレスを変更する手順をコントロールパネルベースとと設定ベースの2種の方法から設定変更をしました。
将来的には設定ベースの設定方法に統一されると思うので、これからは設定ベースの設定方法に慣れていく必要があると思います。
おまけ
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