【Tool】Visual Studio 2022 NuGetパッケージ追加手順

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今回は、Visual Studio 2022でNuGetパッケージの追加で躓いたので、備忘もかねて記事にしていきます。
C#環境のWPFアプリケーションで、フォルダを選択するダイアログを実装しようとした際に、[WindowsAPICodePack-Shell]の[CommonOpenFileDialog]クラスを使用する予定でしたが、そもそもNuGetパッケージマネージャからNuGet.orgのPackage Sourceの追加方法が不明でした。

NuGetとは

NuGet(ニューゲット)とは.NET Frameworkに対応するフリー・アンド・オープンソースパッケージマネージャである[2]。かつてはNuPackと言う名で知られていたが既にあるソフトウェアパッケージのNUPACK英語版)との混乱を避けるため変更された[3]。 2010年に登場して以来、NuGetはツールとサービスのより大きなエコシステムへと発展してきた[4]

NuGetはVisual Studioエクステンションとして配布されている。Visual Studio 2012以降は標準で含まれているほか、SharpDevelopにも統合されている。NuGetはコマンドラインからも利用でき、スクリプトによる自動化も可能である。

wikiより引用

NuGetは、dotNetのパッケージの一種です。
NuGetを使用すると一からコードを記載せずとも、ある程度のパーツが用意されているため、開発が楽になります。

前提条件

本手順で使用する環境は以下の通りです。

  • 開発環境 : Visual Studio 2022 Community
  • 開発言語 : C#
  • プロジェクト : 作成済み
  • 追加したいパッケージ : WindowsAPICodePack-Shell

今回は、Visual Studio 2022をインストールして、プロジェクトを作成した段階で追加作業を行いました。

現状の確認

ツールの選択画面
ツールの選択

[Visual Studio 2022]のメニューより、[ツール]を押下します。

NuGetパッケージマネージャーの選択画面
NuGetパッケージマネージャーの選択

[ツール]-[NuGetパッケージマネージャー]-[ソリューションのNuGetパッケージの管理]を押下します。

Microsoft Visual Studio Offline Packages画面
Microsoft Visual Studio Offline Packages

[ソリューションのパッケージの管理]より、[パッケージソース]を確認すると、[Microsoft Visual Studio Offline Packages]のみが表示されています。
そのため、[WindowsAPICodePack-Shell]のパッケージを検索しても見つかりませんでした。

パッケージソースの追加

パッケージソースの設定画面
パッケージソースの設定

[パッケージソース]右側にある歯車マークを押下します。

NuGetパッケージソース画面
NuGetパッケージソース

NuGetを使用する際には、ここにNuGetのパッケージソースを追加することで、使用可能になります。
デフォルトの状態だと[Microsoft Visual Studio Offline Packages]しか入っていないため、ドライブ上にあるNuGetのパッケージしか利用できませんでした。

パッケージソースの追加画面
パッケージソースの追加

[パッケージソース]の右側にある[+]ボタンを押下します。

空のパッケージソース追加画面
空のパッケージソース追加

[+]ボタンを押下すると、空のパッケージソースが追加されます。

パッケージソース設定画面
パッケージソース設定

追加したパッケージソースを選択し、以下の設定を行います。

  • 名前 : nuget.org (任意の名前)
  • ソース : https://api.nuget.org/v3/index.json

設定が完了したら、[更新]を押下します。

パッケージソースの追加確認画面
パッケージソースの追加確認

パッケージソースの設定を行うと、設定したパッケージソースが反映されるので、設定した値を確認し、[OK]を押下します。
以上で、NuGetのパッケージソースの追加は完了です。

NuGetパッケージの確認

NuGetのパッケージソースの追加が完了したら、実際にパッケージが表示されるか確認していきたいと思います。

nuget.orgの選択画面
nuget.orgの選択

[ソリューションのパッケージの管理]より、[パッケージソース]から作成した[nuget.org]を選択します。

WindowsAPICodePack-Shellの検索画面
WindowsAPICodePack-Shellの検索

パッケージソースで[nuget.org]を選択したら、パッケージ検索画面に、インストールするパッケージを検索します。
今回は、[WindowsAPICodePack-Shell]をインストールしたいので、[WindowsAPICodePack-Shell]を検索しています。
[Microsoft Visual Studio Offline Packages]の場合だと、何も表示されませんでしたが、nuget.orgを選択すると、パッケージがヒットしました。
これで、nuget.orgのパッケージをインストールすることができます。

まとめ

今回は、Visual Studio 2022でWindowsAPICodePack-Shellが使いたかったのですが、NuGetパッケージマネージャーで検索しても出てきませんでした。
NuGetを使用すればインストールできるという記事は多くあったのですがそもそもNuGetのパッケージソースの設定まで解説してくれている記事が少なかったので、備忘のために記事にしました。

おまけ

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